コラム

COLUMN

2023.06.14

ガーナのこと

【シンクロニシティがおこるメカニズム】

20代の頃、ガーナ大学と青年海外協力隊
と合計6年間ガーナに住んでいました。
その時「どうしてアフリカではこんなに
不思議なことが良く起こるんだろう」
と思っていました。

ちょっと寂しくて、
「お母さんと話したい!」と思った
その瞬間に、日本の母から
国際電話がかかってきたり。

「会いたい!」と思っていた人と
東京と沖縄みたいな距離の
市場でばったり出会ったり。

さらに帰国後、東京で働いていた時のこと。
仕事帰りに秋葉原駅に向かってあるいていたら
向こうから、ガーナにいるはずの
知り合いのガーナ人が歩いてきました。

彼の名前は「ピーター」。
大学時代の友人のお兄さんで全盲でした。
ガーナでは、友人の家のクリスマスに
招かれた時に1度あっただけ。

とてもポジティブな人で
「強く願ってイメージしたら
叶うんだよ!」と
教えてくれたのが印象的でした。

でも、それっきり。
彼の連絡先も知りませんでした。

さて、秋葉原で「その人」と
通り過ぎた時、
「この人、ピーターに似ているな」と
思いましたが、
「まさか日本にいるわけない!」と
そのまま通り過ぎました。

翌日国際協力機構のJICAで
働いていた友人から電話が
かかってきました。

「今、各国の視覚障害者団体の
研修をやっているのだけど
ガーナ人のピーターという人が来日していて
マスミに会いたいと言っているんだけど。」

「えっ!私彼に昨日秋葉原で会ったかも。」

「そういえば、電化製品見に
秋葉原行くって言っていました。」

その後、彼女の計らいでピーターと
会えることになりました。

びっくりしている私に、ピーターは
ごく当たり前という感じで言いました。

「だからあの時いったでしょ。
会いたいと願ったらきっと
会えるとわかっていたよ。」と。

そんなピーターとの出会いからも
ずいぶんと時が経ちました。

今、見える世界と見えない世界との
橋渡しをしたいと願い
両方の世界の学びを深めています。

なぜ人生にはシンクロニシティや
不思議なことが起こるのか、
そのメカニズムが私なりに
ようやくわかってきました。

20代の私への答え合わせのような
感覚です。

それは、自分の感覚がどれだけ
研ぎ澄まされているのかということと
関係性があるということ。

そしてどれだけ自然でナチュラルな
ものに触れているかということ。

頭で「思考」すればするほど、
科学は発展するかもしれないけれど、
人間の本能は失われていくということ。

また人工的なものに囲まれるほど、
人間の持つ直感や本能は
失われていくということ。

だから、自然と繋がって
「自分の感覚」を大事に生きている
ガーナの人たちにとっては
シンクロニシティも当たり前のことで
特に目が見えないピーターの「感覚」は
私達以上に、研ぎ澄まされていたんだと
思います。

でも、私たちにとって「感覚」って
どうやって研ぎ澄ましたらいいのでしょう?

それはただ今感じることに意識を
向けること。

「ああ、いい香りだな」

「マッサージが気持ちいいな」

「風が気持ちいいな」

「このスイーツ美味しいな」

その瞬間、きっと思考はしていないはず。

思考の隙間が産まれたところに
初めて人間の本能や直感が降りて
くるんだそうです。

言い換えると、思考ばかりの
状態の時には本能や直感が
降りてこないので、
シンクロニシティも不思議なことも
起こりにくいということです。

せっかく見えない世界からの
情報も受け取れるのにもったいないと
思いません?

だから、思考重視で生きている人は
「見えない世界」を否定
しがちなんだと思います。

思考も感覚もどちらも大切なこと。
バランスが大事なんだと思います。

もし、皆さんが自分の人生に
良いシンクロニシティがもっと
起きたらいいなと思っているのであれば
ぜひご自身の「感覚」に意識を向けて
みてくださいね。

シアバターやアロマ、アフリカ工房の
ナチュラルコスメが皆さんの「感覚」の
世界への橋渡しとなり、皆さんの人生が
更に豊なものになったら嬉しいです。

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