コラム

COLUMN

2024.10.04

ガーナ旅日記

【ガーナズオ村 前田家旅日記⑮ 野生のゾウに出会える国立公園へ 】

ガーナ北部の町タマレに滞在中、
気温43℃の暑さに体力と気力を奪われ省エネモードの娘たち。
これは国立公園まで足を伸ばすのはちょっと無理かな。
国立公園までのハードな凸凹道を思い出し、今回はやめておこうかとなりかけたその時でした。

「その道は今ではガーナ1番のすいすい道路だぞ!」
「ここまで来て、ゾウを見ずに帰るのはもったいない!」とドライバーのロバートに勧められ、行くことにしました。
確かに、きれいに舗装された道路でなんと今までは4時間かかった道を2時間ほどで到着。

途中の村には、のどかなマッシュルームハウスの村々、自生するシアの木の光景。

ズオ村周辺のシアの木はまだ乾季で、緑の葉は多くはみられなかったのに、少し南下するだけで景色が違いました。

それと、やはり川がある地域は、やはり緑が多いんですね。
「古代エジプトではナイル川に沿って文明が発展してきた」というどこかで聞いた歴史がすとんと腑に落ちました。

モレ国立公園では専用のトラックに乗り、銃を持ったガイドが案内してくれるツアーに参加。

とはいっても、動物園ではないので、動物たちに会えるかどうかは運次第。

早速、野性のゾウが水を飲みに池に来ているというので、池に直行しました。
そこにはすでに水浴びをしているゾウ5頭が。


「おー!」と感激して写真を撮っていたらガイドが、
「こっちに寄って!今あっちの茂みからもう一匹ゾウがやってくるから」と。

気がついたらドライバーのロバートと我が家の次女は、
「怖い!」と後ずさり。
確かに、野性のゾウがいきなり向かってくるかもしれないと思ったら怖いよね。

でも、面白いことに、普段あんなに怖がりの長女は、「動物より人間の方が怖い」のだそう。
一体前世に、なにがあったんでしょうかね。

ガイドの指示に従い、ゾウと数メートルの距離で共に移動しつつ、池に入る瞬間まで、真近で見ることができました。
スマホで写真撮っていたら、あまりの暑さにカメラが反応しなくなってしまうという、恐ろしの気温。

ガーナ人でさえも野生のゾウを見ることなんてめったにありません。
別の外国人のツアー客と一緒に来ていたガーナ人の青年もテンションがあがってしまったのか、
突然「一緒に写真を撮ろう!」と娘たちに声をかけてきました。

写真撮ったらすぐに去っていきました。
その笑顔に思わずパチリと撮っちゃいましたが、よく考えたら「あなた誰?」という感じ(笑)
まあ、これがガーナ人のフレンドリーさということでご愛敬。

他にもアンテロープ(鹿の一種)に沢山出会えました。
ただ、「アフリカといえば、野性動物」というイメージを持たれている方はガーナではなくぜひ、ケニア、タンザニアなどの国立公園をおすすめします。

それにしても、ツアー中の道路もお尻が浮き上がる位のかなりの凸凹。

ガイドが冗談で「これはマッサージ道路だ!」と笑わせてくれました。
そんなマッサージ道路でも、気が付いたら次女爆睡。

そういえば、ガーナ着いた瞬間もホテルで12時間位爆睡してたわ。
あらためて、この子はきっとどこでも生きていけるだろうなと確信したのでした。

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