コラム

COLUMN

2024.10.03

ガーナ旅日記

ガーナズオ村 前田家旅日記⑭ズオ村編 \シアバター作りも世代交代/

ズオ村にて、生産者の皆さんに集まってもらい、一人一人チェキで記念写真をとりました。
みんな、やっぱり自分の写真が印刷されてもらえるのは嬉しそう。
撮る前はあんなに笑顔だったのに、写真とる時に急に真顔になるのはなぜ?
もっと笑ってよ。(笑)

生産者との話し合いでは、シアバターの買い取り価格を見直ししました。
生産者が納得する価格を提示してもらいそれを
受けて次回からはその価格で購入することになりました。

他にも、必要な器具や、道具の買い替えもアフリカ工房で負担することに。

正直だいぶ値上がりすることになりましたが、
現地の物価高を実際に実感できたことも今回良かったです。
やはり実際に現地まで足を運ぶことの大切さを感じました。

そして初めましてのこのお方。
シアバター生産者Adisaの娘さん。

最近は高齢になってきたお母さんに変わって娘さんが作っているんだとか。
こうやって、伝統的なシアバター作りの技術が母から娘へと受け継がれていくこと、とっても嬉しいです。

アフリカ工房の世代交代はどうだろう?

正直、ズオ村とビジネスを始めてから20年近くがたちました。
アフリカ工房の未来をふと考えることもあります。
いつまでできるかな。
いつまでやっていこうかなと。
シアバター以外にやりたいこともあるし。
今後のことも今回きちんと村人と話してこようと思っていた中での生産者達の世代交代の兆し。

今回ズオ村の人達と話して、シアバター作りを生産者の娘さんたちが受け継いでいる姿も目にして、
「よし、あと10年は頑張ってみようか」
と夫と確認しあいました。

「マスミ達のあとは、この子たちがいるじゃない!」
と村人たちはみんな我が家の娘たちに大いなる期待を寄せていましたけど。(笑)

娘たちには何にも囚われずに、それぞれに自分の好きな道を歩んでほしいなと思っています。

でも、ガーナの旅から帰国して約半年。
ふと、「あーガーナ行きたい!」
「それな!」とお互いに呟いている娘たち。

ガーナに行く前には、不安と緊張で
「なんでガーナなの?ガーナに何あるの?」と
あまり乗り気ではなかった二人ですが、今やすっかりガーナのとりこになってしまったようです。

<グループのリーダーサリフ(左)の家族>

先日、次女とお風呂に入っていた時、湯船の温度が「42℃」と表示されているのをみて、
「ズオ村での43℃はこれより暑かったということ?」と娘。
確かに、あの暑さはしんどかったよね。(写真の次女の顔がその暑さを物語っています笑)

あまりの暑さに食欲がなく果物しか食べられなくなってしまった長女と、
食べないと身体がもたないからと、現地食を食べさせようとする私。
時にけんかしながら・・・

そんな娘たちですが、今では完全に辛かったことは忘れて楽しかった思い出だけが残っているようです。

10年後のことはわかりませんが、若い女性たちが参加しリニューアルした
生産者グループと共に、ズオ村のシアバターを皆さんにお届けしていきたいなと思っています。

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