コラム

COLUMN

2024.04.18

ガーナ旅日記

【ガーナズオ村 前田家旅日記②(ドバイ編)】

日本からドバイまでエミレーツ航空で約12時間のフライト。
飛行機が飛び立つ時、不安そうな長女の手を握り「この旅をお守りください」と私も見えない力にお祈りしました。
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深夜の機内食は、さすがにほとんど食べられず、熟睡できたかどうかは微妙ですが、12時間後、ようやく現地時間の朝6時にドバイに到着。
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ドバイの空港は世界最大級と言われています。
目的地までの長いこと長いこと長いこと、いったいどこまで歩くんだ。

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今回初めて利用したのが、「ドバイコネクト」。
次のフライトまでの乗り継ぎ時間が長いと、その間の宿泊と食事を航空会社が全て無料で支払ってくれるというなんともありがたいサービスなんです。
(※ただし片道のみで事前に個人でウエブサイトから予約する必要有。)

おかげで着いた直後から翌朝のガーナ行きのフライトまで、食事にも困らず、ゆっくりと身体を休めることができました。

出発前は「飛行機って夜、知らない人が周りにいるんでしょ。寝れるわけがないじゃん。」と不安がっていた長女。
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そんな彼女が「人って疲れすぎると、案外どこでも寝れるんだね」といったので思わず笑ってしまいました。
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ランチの後、ロビーで案内された2時間ぽっきりのドバイ観光ツアー。
お値段もお手頃だったので「行ってみる?」と参加することに。
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そういえば、私も夫もドバイは今までトランジットで何度か立ち寄っていたけれど、観光は一度もしたことがなかったな。
ホテルの近くを散策してレストランに入った位。
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いわゆる「これぞドバイ」っていう場所にどうやって行くんだ?といつも思っていました。
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同じように案内にのせられた(笑)トランジット中のホテルの宿泊客達と共に、小さなバンに乗って私達も初のドバイ観光に。

・7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」

・世界一大きな人工アイランド「パーム ジュメイラ」

・美しい「ジュメイラモスク」

・世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」


「これぞドバイ!」の観光名所5か所ほどを現地ガイドさんの説明と共に弾丸ツアー。
各所、平均滞在時間は5~10分。
もはや「写真映え」するところで家族写真を撮るのが目的の旅でした。(笑)
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これはこれで楽しかったです。
「世の中には桁違いのお金持ちっているのね」とか、

「この高くて奇抜なビルも、これを建てようと思った人の意志があるんだよね。」

「砂漠に、この近代都市を建てちゃう人間の意志の力ってすごいな。それと技術もすごいわ。」

「でもこの建物100年後にはどうなっているんだろう、自然には帰らないだろうな」など、いろいろと感じることもありました。
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出発前、娘たちにとっては、ガーナといっても、旅行ガイドブックがあるわけでもなく、どんなところなのか想像もつきません。
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一方、ドバイは事前にガイドブックを購入していたので、イメージがつきやすく、「ここ行ってみたい!ぜったいにこのビルの上まで登る!」となぜかガーナよりドバイを楽しみにしていた次女。
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車の窓からドバイの近代的な建物をカメラでパシャパシャ取りながら、「なんか全部世界遺産に見えてきた!」との発言が飛び出しました。(笑)
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あなた世界遺産の意味わかってる?
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でも、それが10歳の彼女が感じた正直な感想。そう思えたのは素敵!
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隣で姉は、車酔いでしんどそうでしたが・・・・。
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最後はドバイモールに寄って自由解散。
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次女の「このビルの上まで登る!」との意志は、当日チケット料金の高さと、人混みに疲れて、怖がっている長女の姿をみて断念することに。
148階からの景色、ちょっと体験してみたかったけど・・・。
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ドバイでもやっぱり都会の苦手な長女でした。
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ホテルに戻って夕食を食べにビュッフェに行ってみると、ランチの時とは違う賑やかな人。
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そうだ、今はイスラム教徒のラマダン真最中。
日の出から日没まで水を含む一切の食べ物を口にしないという宗教的な規則。
その分、日没後の食事は賑やかです。
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ホテルにも、お祈りの部屋があったり、機内でもお祈りの時間が画面に流れていて、狭い機内の通路でお祈りする人もいました。
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みんながお互いの信じるものをそれぞれ大事にできる世の中でありたいなと思いました。
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さて、バスタブがあって、お湯に浸かれるホテルはここまでだよ。
そのありがたみをまだ全く分かっていない娘たちと共に、明日はいよいよガーナに向かいます。

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