アフリカ工房

100% ぴゅあシアバターのお店

ホーム
シアバターとは
未精製シアバター
アフリカを知ろう!!
アフリカ工房とは?
ズオ村の生産者
ブログ
商品案内
ご注文
お店とリンク
お問い合わせ

 ガーナ旅日記  ~友人クワベナとの再会~ 

2008年7月。シアバターのズオ村からのルート作りのためにぞうさんと一緒に訪れた久しぶりのガーナ。 

さっそく、母校、レゴン大学の市場でアフリカ雑貨の店を営む大学時代の友人クワベナに会いに行った。

 

クワベナは、私とおない年という。でも本当の年はわからない。村で生まれたために、ちゃんとした出生証明がないらしい。後から作った出生証明書によると1976年生まれ。

 

手先がすごく器用で、ビーズのネックレスを自分で作る職人だ。ガーナ人にしては、センスが落ち着いて

いて、日本人好みの色もちゃんとわかってくれる。料理も上手で、昔はクッキングスクールに通いたかったそうだ。学生の時にはいろいろとお世話になった友人だ。

 

ガーナに着いてから、いろいろな人から「クワベナと連絡が取れなくなった」という話を聞いていたので会えるか不安だった。

     ブッシュキャンテーンの食堂

 

 

       ケバブとよばれる焼き鳥

クワベナのお店があるブッシュカンテーンと呼ばれる市場に入ったとたん、懐かしい光景とおいしそうなケバブ(やきとり)の香りがしてきた。

 

「そうそうこの庶民ぽさがいいんだよなあ」と、さっそく

ラスタカラー(赤、黄色、緑)が目印のクワベナの店を探した。市場の一番目の通路の一番端に変わらずにあったクワベナの店。

突然現れた私にクワベナはびっくり!!

「エイッ!!」 そして「ウエルカム」とがっしりと握手を交わた。
「みんながクワベナと連絡が取れなくなったって言っているけどどうしたの?」

 

「フン」とガーナ人独特の吐息をもらしてからクワベナは

話し始めた。

 

「去年は本当に最悪な年だった。5年かかって貯めたお金で車を買い、お店が終わってから夜の2時までタクシーを運転してお金を稼いだんだ。タクシービジネスは良かったよ。貯めたお金で今年こそ結婚しようと思った。ガーナじゃお金がなきゃ結婚できないからね。」

 

実はクワベナにはもう10年以上も付き合っている女性がいた。

 

 「ある日、いつものように店に行ったら店にがっちり鍵がかかっていた。どうやらガンジャ(マリファナ)をこの店から買ったと誰かが警察に言ったらしい。自分は

マリファナなんて吸わないし、売ったこともないのに。完全な妬みだよ。」 

グッズで一杯になったクワベナのお店

 

それから6ヶ月間、店は閉められたままだった。携帯電話も、全て中に入れられたまま。うまくいっていた

タクシービジネスも、ある日突然エンジンが壊れて、車が動かなくなったという。

 

「その間自分はずっと家にいた。ガーナでは仕事がない。地獄の6ヶ月だったよ。」

 

そして、6ヶ月たったある日これまた突然店が開けられた。どうやらマリファナ販売の容疑が晴れたらしい。

 

「店に戻って扉を開けてみると、大切な革製品に全てカビがはえていて、使い物にならなかった。全てゼロ

からやり直しだ。お金を貯めて、車を治して、それから結婚しなきゃ。」

 

クワベナはさわやかに笑った。

 

「そうだね。人生こんなに悪いことがあったら、次はきっといい事があるよ。」


記念にお店でとった写真を現像して渡したら、

 

「エイッ!!これは誰の店だ?自分の店にこんなに

沢山の商品があるなんて知らなかったよ。これが全部売れたら今頃、自分はすごいお金持ちになってるはずなのに。」

真顔でいうクワベナにみんなで大笑いした。

 

あきらめず、腐らず、それでも人間らしく生きていく。

やっぱりガーナの人は逞しいなあと思った。

空港まで見送りにきてくれたクワベナと友人。

ゾウさんにはラスターカラーのTシャツをプレゼントしてくれた