◆精製シアバターと未精製シアバターの違い
どちらも100%シアバターとして販売されています。
「精製」といってもその意味は幅広いため、純粋にろ過して不純物を取り除くという過程も「精製」ですし、
薬剤を使い化学的に精製することも「精製」と呼びます。
そのため、ガーナの女性達がシアナッツからシアバターを作る過程も「精製」過程と呼ぶことが出来ます。
ここでは、お客様の一般的な感覚にならい、ガーナで出来たそのままの100%シアバターを「未精製
シアバター」、何らかの化学的精製過程を経たものを「精製シアバター」と呼ぶことにします。
(以下の文章およびサイト内は全てこの基準に従い記述しています)。
<精製シアバター>

化学的に精製されたシアバターは真白で、無臭です。
これはシアバター本来の匂いや色、不純物等が除去されているためで、アフリカで使われている本来の
シアバターとは違うものです。
精製シアバターは、品質も安定しやすく、無臭で白色のため、化粧品としての一般的な流通に適している
のが特徴です。
ただし、精製することによってシアバターの特徴である微量有効成分をも一緒に取り除いてしまうため、
未精製シアバターに比べてその含有率は低いといわれています。
製品の安定性はありますが、シアバターそのものの魅力はどうしても半減してしまいます。
※油脂の化学的精製過程については、それぞれの企業で独自の方法があるかと思われます。
詳しく知りたい方は、各々の企業に問い合わせてみることをお勧めします。
<未精製シアバター>

未精製シアバターはクリーム色をしていて、シアバター特有の木の実の香りがします。
これは、シアバターを作る過程で、一切化学的精製処理を行わず、アフリカで昔から使われてきたまま
(現在も使われている)の天然シアバターそのものだからです。
(アフリカ工房では日本にてペーパーろ過を何度か施しています。)
未精製シアバターには、精製された油脂に比べてお肌に有効な微量成分(不鹸化物)が多く
含まれており、シアバターが昔から傷や火傷、日焼け、虫刺されなどに効くといわれているのも、
この微量成分の働きによるものといわれています。
一方、シアバター自体は酸化しにくい油脂ですが、精製シアバターに比べると未精製シアバターには
油脂の酸化を早める要素があることも事実です。
品質を保つために色々と注意を払う必要があるため、大量の在庫管理が必要となる一般の流通には
向いていないように思われます。
参考までに、油脂の酸化を遅らせ品質を保つための3つの条件を紹介します
(半年以上商品を使用しない場合の参考にしてください。)
①日光など直接紫外線に触れないようにする
②空気に触れないようにする
③高温の場所には長期保管しないようにする
この3点をしっかり守れば、品質は1年ぐらい持つといわれています。
ジップつきのアルミパックで冷蔵庫保存すれば、かなり品質は保持されます。